お花は、私たちに癒しや潤いを与えてくれますね。生きた草花に触れて、エネルギーをもらえることってありませんか?
華道では、大胆なデザインで生けてあるお花には、見るものを圧倒するパワーがあります。
そのような大胆なデザインにはガーベラ・ひまわり・チューリップ・ユリ・アンスリウム・モンステラなどの花がとってもおすすめです!
花材の選び方が一番難しい
花材の選び方が一番難しいと言われている華道。華道のルールに従って生み出される作品には、まずはその主役となる花材選びがとても重要です。
大胆な華道デザインに役立つ花材6選
個性的で、大胆なデザインを楽しみたいときのお花として、つぎの6種がおすすめです!
ぜひ、取り入れてみてくださいね!
ガーベラ
華やかな色合いで、整った花びらの広がりは人目を引き、まさに主役でしかありません。カラーバリエーションが多く、単体でも作品のメインとなります。
しかしその一方で、背の高い花材と取り合わせて低く生けると、作品全体の印象がグッと引き締まり、華やかさを添えてくれます。
ひまわり
誰にとっても親しみ深いひまわりは、そこにあるだけで季節感を十分に演出してくれるもので、ポジティブな印象を与えてくれるのが特徴的です。
大きいものから小さなものまで、サイズの種類が多いので、大胆なデザインも楽しめるのが魅力です。
華道における大切な要素の一つは、季節を楽しむこと。花についてあまり詳しくなくても、誰しもがその季節を味わえるという貴重な花材です。
また、葉もたくさんついているので、それを生かしたデザインも個性的で、ひまわりの魅力を発揮させられます。
チューリップ
可憐な花にスラリとした立ち姿は、ただ一輪挿すだけでも、華道ならではの美しさを感じられるのがこのチューリップの特徴です。
華道においては、芸術的な曲線美をとても重視するのですが、チューリップはそのままの姿で、味わい深いゆるりとしたラインを描き、大胆なデザインに一役買ってくれるように、とても存在感のある花です。
ユリ
立体的に咲くユリは、平面状に咲く花とはまた違った魅力がありますね。ユリは知名度も高く、よく見かける花で、1輪がとても大きく、存在感のある花です。
清らかなイメージで、日本では冠婚葬祭で良く見かけますが、多様な品種や色があり、日常生活に飾ってみると大変魅力的です。
アンスリウム
花のような、葉のような変わった外見と、個性的なフォルム。その真っ赤で鮮やかな色合いが、見るものに大きなインパクトを与えてくれます。
そのアートのような造形はとても希少で、いけばな作品にも独特の効果をもたらしています。
高く生けても、低く生けてもユニークな花材で強い存在感が特徴的です。
モンステラ
葉が大きく、葉にある程度の切れ目が入っているのが特徴の観葉植物で、存在感は抜群です。広げている大きな手のひらのようにも見えるその形は、面白さを加えつつも、剣山などを隠すという重要な役割を果たしてくれます。
花材の選びで仕上がりは大きく変わる
いかがでしたでしょうか?
仕上げたいテーマによって、花材はその印象を大きく変えるので、花材選びは華道において非常に重要な要素です。
それを身につけるためには、華道を体系的に学ぶという方法もおすすめです。資格を取得したり、体系的に組み立てられた講座を学んだりすることによって、偏りのないバランスの良い知識が得られるでしょう。
これを機会に、華道に真剣に取り組んでみてはいかがでしょうか?