日々の生活に彩りを与えてくれえる花。身近にあるだけで、心が癒されたり、明るい気持ちにしてくれたりします。そんな花の楽しみ方にはいくつかの種類があります。

中でも「華道・生け花・押し花」などが代表的です。なんとなくイメージはできるのに、具体的に何が違うのかわからない…そんな方のために、今回はそれぞれの違いについてまとめてみました。

華道・生花・押し花の違い

華道と生け花の違いって?

華道と生け花に大きな違いはなく、同じ意味として使われることも多いです。一言で表すと、季節に合った切り花を水につけて飾るもの。元々は古代、仏前に花を供えていたのが始まりと言われています。

そこから季節の花々を取り入れるようになり、時代が変わるにつれて庶民にも親しまれるようになっていったそうです。室町時代に書院造りが広まったことから、決められた方法で生けられるようになりました。

違う部分を挙げるとしたら、生け花は花を飾って触れるのを楽しむもの、華道は道という字がついている通り、精神性を求めるものとされています。

草や花にも人間と同じように生命があるとし、その命の尊さ、美しさを表現するのです。現代では、多くの流派が存在し世界中に広く知られる日本文化の1つとなっています。

押し花とは

押し花といえば、子供時代に作った経験がある人も多いのではないでしょうか?そのため、とても身近なフラワーアレンジとも言えるでしょう。花や草を押して乾燥させたものを押し花と呼びます。

本のしおりやメッセージカードの装飾などに使われ、家でも手軽に作れるのが特徴です。最近では押し花の世界も発展し、iPhoneケースやイヤリング・ブローチなどのアクセサリーにも使われ、幅広い世代に人気を得ています。

華道や生け花は、その作品の空間も考慮して立体的に装飾するのに対し、押し花は絵画にされるなど、平面的に花を楽しむ方法と言えるでしょう。

未経験からでも楽しめる華道

押し花に比べ華道や生け花ときくと、難しそう、お金がかかりそうといったイメージをもってしまいがちですよね。

しかし、最近では生け花教室や華道の資格なども増え、誰でも花を楽しむ機会がひろがっています。生け方だけではなく、歴史や基礎知識も学べるようになっています。趣味で始めてみた花が仕事に変わった、なんて人も多くいらっしゃるんです。

ちょっと興味があるという方も、何か新しい趣味が欲しい方もぜひこの機会に花の世界に触れてみてはいかがでしょうか?

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