四季折々の花々に触れると、季節の移り変わりを感じ穏やかな気持ちになれますね。同じ花材なのに、生ける人によって雰囲気が異なるのも華道の面白さの1つです。

バラを生かす華道でモダンデザインをマスター

華道というと、和風の花を想像しがちですが、バラはその特徴を生かしてモダンデザインの作品も作れてしまうので、おすすめの花材の一つですよ!

華道では人気のバラも使います

華道は昔からの、日本ならではの伝統文化ですが、基本は花を生けて楽しむ文化です。現代のお花を使用して花を楽しむことも大いにあり、様々なお花を使うのです。

花のなかでも圧倒的な人気があるバラ。色も形もじつに多彩で、青い花色以外はすべての色が揃っています

花屋さんには切り花のバラが、1年を通して並んでいますよね。1本でも十分存在感がある花なので、楽しみ方はさまざま。

よくバラを使うと驚かれることが多いのですが、花を選ぶ種類や、花の取り合わせは人それぞれであり、華道においてもセンスの見せ場と言えます。

バラを生かす華道でモダンデザインにもなる

お庭でバラを育てて、イングリッシュガーデンを作っている方も多いことと思います。そのバラをセンス良くお部屋に生けるのって憧れませんか?

バラの開花時期は5月から6月と10月から11月頃。春の一番花は華やかで大きく、綺麗な形の花をつけ、とてもボリューミーです。

ブルーデイジーやギンバイカなどの青や白いお花と合わせると涼し気で、バラの華やかさが引き立ちます

秋には、リンドウやマム、ススキなどの季節の和の花材を使い、バラをメインにもってきて、曲線を描くように配置して、和風のモダンデザインに仕上げるのも良いですよね。

それによって、深まった秋を感じ、落ち着いた秋の夜長を楽しむ空間が演出できるので、一度試してみてはいかがでしょうか?

また野バラですが、花は春・実は秋・秋色の自由花と、とても便利な花材なんですよ!

バラを使ったデザインセンスを良くするには

華道において、バラを使ったデザインは、非常に魅力的でおすすめなのですが、自分がイメージしたような、魅力的な仕上がりまでを求めるとしたら簡単ではなく、その技術は一朝一夕で得られるものではありません。

初心者のうちは、失敗を重ねながら自由に楽しむという取り組み方でも良いのですが、レベルが上がるほどに、作品への不満を感じることもあるでしょう。

その解消のためには、しっかりとした知識の裏付けが必要になります。知識を体系的に身に着け、基本からしっかり学んでいると、自由自在に望んだ仕上がりを得られるようになります。

これを機会に基礎から本格的に華道を学ぶという方法も良いでしょう!華道の技量を認定する資格もあるので、ぜひ目指してみてはいかがでしょうか?

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