日本文化の歴史に代表される華道ですが、「〇〇道」と付くとすごく敷居が高いイメージってありますよね。今回はそんな華道の資格取得についてのお話しです。

女性としてだけでなく、日本人としても一つランクアップできる華道という資格、敷居が高いイメージを払しょくできる、そんな情報をお知らせします。

華道資格があると役立つこと

華道の資格って「どんなときに役に立つの?」と思われることも多く、専門家しか使い道がないというイメージだけが先行しています。

実際「華道をやっている」なんて言うと、教養のある人であったり、由緒あるお金持ちだなんて思われたりしますよね。

華道資格があると役に立つことについて紹介します。

教室運営や作品の発表に役立つ

華道というと、ただ花を飾ることと思っている人も多いかもしれませんが、それ以外にも役立つことは多くあります。

水揚げ法|お花を大切に扱う方法

その一般的なものが華道教室。

「華道教室って月謝が高そう」と思うでしょうが、実際は指導料だけなら1,000~1,500円というところもあります。

着物を着て正座する、それだけで格式高いイメージですが、意外にも習うための月謝は高くありません。花代を一緒にしているところでも、月に1万円以内というところが多いです。

また、華道教室の運営は初期投資も少なくて済みます。もちろん、そのためには華道資格が必要になります。

個人で楽しみたいと思うなら、一番は作品展への出品をおススメします。

でもこれには基本的な知識が必要で、ただ花を飾った作品で良いというわけでもありません。華道には花がキレイであることを楽しむ以外に、飾ることに意味を持っています。

色合いや季節に応じて、見る人に与えるイメージを想像しながら生ける、それが華道なので、作品を出品してみたいと思うのなら、資格取得が一番の近道ですね。

中には作品で電撃デビューするなんてこともあるので、一攫千金の可能性もあるのが芸術の世界です。

ただ飾るだけではなく、デザインからメッセージを伝えることが華道なので、その知識を得る意味でも、華道資格は人間的な造形を深めてくれるものと言ってよいでしょう。

流派に囚われたくない時に便利

〇〇道とつくものは、全て流派があるのが原則です。これは昔の先駆者たちが始めたものであるため、その先駆者ごとに流派があると考えるのが簡単ですね。

とはいえ、誰でも流派を持つことができたわけでもなく「極め認められたもの」が流派として残っているのです。

華道の基本|二種いけ

流派となると、さすがに格式高いものになるのが一般的で、ちょっと調べると流派ごとのしきたりなんかの情報も出てきます。

華道はしてみたいけれど、流派に囚われたくない」という人には、通信講座で華道の基本を学ぶのをおススメします。

基本的なことはどれも同じ、例えば下のほうには土台となる草花を飾るということなどに変わりはありません。

流派に囚われずに習うには「原則と基本を知る」ということだけ、それならやっぱり通信講座で基本だけを自分のペースで学ぶほうがいいですね。

自己流の生け方で華道・花を楽しめる

流派があるのですから、あなたなりの「自己流」があるのも華道の楽しみと言えます。通信講座では基本的なことを学ぶ以外は、仕上がりにとやかく言う師匠もいません。

そのため、自分なりのアレンジで仕上がりを楽しめる、これこそ実は芸術の根本かもしれません。

色の三属性と華道での生かし方

芸術というと、周りから影響を受けることはあっても、最終的には自己満足の世界観が大切。そこで他人から評価を得られたら、有名になったり、お金を稼いだりするのも出来るようになります。

でも、どれも最初は自己流が基本となっているため、周りからとやかく言われたくないとしたら、自己流で楽しむ意味でも通信講座をおススメします。

流派のある華道教室などは、どうしても同じ方向性だけの仕上がりに偏ってしまう可能性もあります。

習い事は、相当入れ込まない限り「指導がイヤになる」ことも多く、大人になってからはそれを受け入れるのが難しいという方も多いですよね。

楽しんで学びたいと思うのであれば、通信講座という選択肢はいかがでしょうか。

華道の先生になるには

もしかすると、これから華道の先生を目指す人もいらっしゃるかもしれませんね。華道ですから、流派に所属してのれん分けという方法が一般的ですが、何もそれだけが華道の先生になる道ではありません。

流派・花材取り合わせの基本とまとめ

華道を人に指導したいと思うなら、資格取得からどんなことをしたら良いのか、ご紹介します。

とにかく美しく人を魅了する生け方を身につける

華道には流派があるとはいえ、基本を外れるような生け方になってしまうと、華道を良く知っている人ほど、受け入れてはくれないでしょう。

すでに師匠と呼ばれる人のなら、「基本を外している」というだけで受け入れられることは無いでしょう。

華道の基本|四種いけ

でも華道を知らない人にとっては、「キレイならそれだけで受け入れる」となるわけですから、それを目指すのがいいかもしれません。

芸術とは文化であり、文化は「受容する人が多かったら、自然に認められていくもの」です。

斬新なデザインや見た目であっても、それにプラスの共感が得られることになると文化として成立することになるのです。

華道という古くからある技術なので、そのひとつとして数えられるためには、基本を知ったうえで、美しくて人を魅了する生け方を身につけましょう。

これも流派に囚われて習うことになると、それを試すことすら許されなかったりするため、自由な発想ができる環境が必要です。

あなただけのオリジナルの生け方を身につけて

基本を崩して華道をやるということは、ハッキリ言って「オリジナリティのかたまり」と言える行為でもあります。

逆に考えると、基本に忠実な生け方は、周りと代わり映えしない…ということでもあります。

華道の基本|一種いけ

これではよほど有名な流派に属して、師匠の推薦があったうえで周りが認めるという流れしかなくなってしまいます。

いつの時代も芸術で評価されるには、「人と違う発想」が大切です。例えば、違う流派同士の生け方を組み合わせてみるのでも、オリジナルになりますよね。

ひとつの流派に縛られていないからこそできる、一種の荒業みたいなものです。

自分なりの生け方を、周りが認めることが成功への重要なプロセスなので、自分なりに華道で成功を目指すのであれば「オリジナリティ」を大切にしなくてはいけません。

華道は流派以外となると認定資格しかないため、その資格を取得したいといった場合は、通信講座で学ぶことをおススメします。

認定資格なので、各スクールにおける独自基準で設定されているものが複数あります。それぞれの資格についてご紹介します。

SARAスクールジャパン

日本生活環境支援協会が主催する華道アドバイザーと、日本インストラクター技術協会が主催する花の生け方インストラクターの資格に対応した講座がSARAスクールジャパンに用意されています。

華道資格基本コース&プラチナコース

これは2つの資格ともに試験に合格する必要がありますが、SARAスクールジャパンでは卒業と同時に取得できるプラチナコースを準備しています。

試験となると、緊張で本来の実力が発揮できない、そういう悩みを持つ人は少なくないハズ。

「普段はやればできるのに」とか、「経験の場さえあれば、試験にも自信がある」という人にはおススメのコースとなっています。

基本的な知識から華道の歴史、人への教え方などを学べる内容です自分だけで満足するのではなく、先々資格を活かして何かをしたいと思っている人にはぴったりの通信講座となっています。

華道資格基本コース&プラチナコース

華道アドバイザーW資格取得講座

両方の資格を取得する通信講座として、諒設計アーキテクトラーニングのW資格取得講座もあります。

華道アドバイザーW資格取得講座

最短で2か月取得が可能となっているため、スキマ時間と資格取得にかける時間のバランスが気になる人はコチラもおススメです。

華道アドバイザーW資格取得講座

華道アドバイザー認定試験

華道の道具や使いかたなどを初め、歴史や流派の成り立ちなどの知識が得られた方に認定される華道アドバイザーという資格です。

華道アドバイザー認定試験

流派に関わらない華道の資格として、華道アドバイザーを得ることで、華道の起源などの歴史を初め、華道に関する活け方の実践的知識や道具に関する知識や技能が一定水準に達していると認められることになります。

この資格を得ることで、講師活動が可能となります。もちろん、花を扱う仕事に就いている方が得ることによって、販売の際にも豊富な知識を活かして顧客の信頼を得るなど、応用の仕方は無限にあると言って良いでしょう。

華道アドバイザー認定試験

花の活け方インストラクター認定試験

華道の基本を学ぶことに加え、花の生け方の実践や、季節ごとの花の選択方法までを習得できる、花の生け方インストラクターという資格です。

花の活け方インストラクター認定試験

華道だけでなく、花に関する幅広い知識が得られることになるので、より実践的な資格と言えますね。取得後はカルチャー教室を開講するなど、自分が楽しむ以外の資格の用途が広がっています。

華道アドバイザーとは少し異なる内容で、花に対する知識が身につきます。しっかりと習得することによって、季節ごとに使われる花や植物に関する知識、また季節に関わらず使える花、植物の知識など、華道に必要な知識を広げられる内容となっています。

両資格を持っているほうが華道としてのスキルアップにもよりつなげられるので、両資格の取得をおススメします。

花の活け方インストラクター認定試験

資格保持者の体験談・口コミ

華道という芸術にはあまり馴染みのない方も多いかもしれませんが、その資格取得についてもメリットがあるのか、疑問が残るかもしれません。

格式高いというだけでなく、実際どのように自分の役に立つのかについて、ご紹介します。華道が人間としての価値を高める、そんな経験談もきっとあなたを華道資格の道にお誘いしてくれるハズです。

華道や生花のデザインを学べた

華道=花ですから、ただ見るだけの存在から、デザインという方向へ成長できることになります。一輪の花を飾ることであったり、同じ種類の花束を準備したりするのは案外簡単です。

しかし花言葉があるように、花屋ではいろいろな種類の花が売られており、一つの花だけではなく、色々な花を楽しみたいというのも自然な感情かと思います。

花を買うことが好きというYさんは、華道という方法で、花の知識を深めたいと考えて通信講座で華道アドバイザーを取得しました。

「花にも和式と洋式があり、その意味と解釈の違いも理解できた」ということで、華道としてだけではないスキルアップがあったようです。

華道と聞くと、花を生けることだけになってしまいそうですが、実際は花そのものの知識がえられるので、最終的に華道を極めようという人で無くても、資格を持つことには意味があります。

家の花瓶に生けるだけでも、知識が備わっていることで、雰囲気や気分でデザインも自在に変えられるようになり、プチ華道を楽しめているようです。

思い通りの生け方ができるようになった

自分なりに華道の知識を調べ、独学とはいえ、自宅の和室に生け花をしていたIさん。

流派に属してのスキルアップは望んでいなかった、そんなときに出会ったの花の生け方インストラクターという資格でした。

「通信講座で取得したので、自分なりの解釈に時間を割くこともできて、流派で習うよりも深く学べた」ということです。

実は「にわか生け花」は、女性は意外にやっていたりするもので、自宅に花を飾る延長で、自分なりのデザインを見つけたりしているものです。

ただデザインってとても難しいもの、それをもう一歩前進するだけでも何か得るものが無いと、簡単にはいきません。

しかし流派の指導となると、それなりに独学でやってきたものが害されてしまう、そんな場合は、通信講座でブレない基本をしっかりと学ぶことをおススメします。

Iさんは花の生け方に、自分なりのデザインを探求する趣味ができて、今ではお茶のみにきた知り合いからも生け方を聞かれて、ちょっとした講師気分ということでした。

自分でやってきたことをダメにすることなく、そのまま一歩前進してスキルアップしたいのであれば、通信講座で花の生け方インストラクター取得はいかがでしょうか。

華道は人生観を変えてくれる凛とした資格

見るものがキレイだと、どんなに落ち込んでいた心も、少なからず落ち着きを取り戻せたりします。

高根の花という言葉がありますが、それを身近に置くことによって、普段の生活に潤いを持たせられるものです。

キレイなものは、それを汚してしまうだけでも気持ちが悪いものですよね。

高根の花というほどキレイな花の生け方が出来るようになると、それを見ているだけで心が洗われるような気持ちにもなります。

華道というと「他人に見せるためのもの」というイメージが強いのかもしれませんが、意外に「自分のため」にもなるものです。せっかく生けるのですから、その際に「どうでもいい」とは思って取り組んだりはしませんよね?

やっぱりキレイに仕上げたいと思うからこそ、花に関わり、花を買おう・準備しようと思うわけです。

そんな花を今以上に輝かせる華道資格、取得してみると、自分の人生観を変える材料になるかもしれませんね。

思っている以上に、実は簡単にチャレンジできる華道資格、一度目を向けてみても損はないと言える、おススメの資格です。